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インドネシアMS-MOLD社がグループ入り!(株)関東製作所の射出金型事業の生産力を大幅拡大!

インドネシア子会社MS-MOLDの外観写真

株式会社関東製作所 代表取締役の渡邊です。

当社はASEAN地域において射出成形事業のさらなる拡大を目指し、2022年5月、MS-MOLDを子会社化いたしました。

・場所  : GIIC工業団地(ジャカルタから東に37km行ったチカランと呼ばれる地域)
・土地面積: 8041㎡
・工場  : 1072.4㎡
・事務所 : 1180㎡

4輪車用の内・外装用射出金型の設計・製作、そしてメンテナンス案件の受注拡大を、ここインドネシアで目指します。

『KMI』+『 MS-MOLD』でインドネシアの射出成形金型事業を拡大

新規でグループ入り!『MS-MOLD』社の沿革

もともと2011年9月に、名古屋精密金型が現地法人MS‐MOLD社を設立しました。
その後の2013年3月、MS‐MOLD社にて4輪車と2輪車のヘッドランプやテールランプ用の樹脂用射出金型工場を竣工し、より本格的に操業開始となりました。

当初インドネシア向けの金型は、主にベトナム子会社で製造し輸出するという形を採っていました。しかし船便を利用しており、積み出しから納入まで約3週間と非常に時間がかかっていたため、インドネシアでの現地生産に切り替えました。

以来、顧客である日系自動車部品メーカーの生産拡大に対応できる環境が整い、金型の納期短縮化とメンテナンス体制整備により、受注を拡大してきました。

 

インドネシア現地法人MS‐MOLD社の設計現場の写真

インドネシア現地法人MS‐MOLD社の金型で作られた製品事例

 

既存子会社の『KMI』の事業概要を紹介

弊社、関東製作所グループは2003年にインドネシアに進出し、合弁会社KMIを設立。いち早くインドネシアにおいての金型まわりの事業を行ってきました。

設立20年を迎えるKMIは、インドネシア現地にて多彩な事業展開を執り行っております。主に6つの事業を柱として展開しております。

①ブロー成形金型 インドネシアにおける自動車用ブロー製品金型の9割以上は弊社にて製作。
②射出成形金型 5年前より射出金型事業に参入。グループ内の日本企業と連携し、高品質の金型製作を実現。
③真空成形金型 冷蔵庫用、自動車エアロパーツ等の金型にも対応。真空成形メーカーの協力により、製品納入までご対応可能。
④仕上げ・加工機 ブロー製品特有の「後加工ジグ」が特に得意。金型から後加工機まで一貫した設備提供が強み。
⑤CAD・CAMデータ販売 スタッフの教育を徹底し、2025年までに「デザインセンター」を立ち上げ。関東グループのCAD・CAMデータをインドネシアから供給予定。
⑥ブロー成形機販売 成形機仕様の打ち合わせから輸入・据え付け・初回成形まで一貫した対応が可能。

インドネシア子会社KMIの金型メンテナンス現場の写真

 

MS-MOLDを傘下に招き入れ、KMIとの連携で体制強化

そして2022年4月、関東製作所グループがM&AによってMS-MOLD社をグループ化しました。

今回MS-MOLDを傘下に含めKMIと連携することで、インドネシアにおける更なる射出成形事業部門の強化を図ります。
前述のとおり、もともと得意だった4輪車用の内・外装用射出金型の設計・製作、そしてメンテナンス案件の受注拡大を、ここインドネシアで目指します。

インドネシア子会社KMIとMS-MOLDの位置関係の地図

主な顧客は、PT.INDONESIA KOITO様、PT.INDONESIA STANLEY ELECTRIC様、PT.INDONESIA NIPPON SEIKI 様などです。

 

国内で実現した射出成形事業の拡大をインドネシアでも!

日本国内においては、10年前に参入した射出事業が当初年商6,000万円が、現在では17億と約30倍に大きくなってきました。

自動車の内外装部品や機能部品が主力商品ではありますが、非自動車向けの金型の引合数も徐々に大きくなってきました。この実績を踏まえ、インドネシアでの射出金型事業の伸長を目指し、MS-MOLDの購入を決めた次第です。

鏡面磨きの技術の高さは他社に勝る強み

MS-MOLDは、自動車や2輪のレンズ関係の金型が主力商品として今まで運営を行ってきました。中でも透明品の金型製作を得意しており、鏡面磨きの技術の高さに関しては他社に勝る強みだと自負しております。
お客様の要望に対して荒い砥粒の砥石から始まり、目の細かいペーパー、研磨剤へと徐々に変えていきながら、一つひとつ人の手で磨きあげます。

そういった熟練工が多く在籍していることが、MS-MOLDが美しい工業製品の品質を提供できているエビデンスでしょう。

 

インドネシア子会社MS-MOLDの金型磨き作業中の写真

 

また対応可能な金型サイズとしては、成形機850tクラスまで大丈夫です。
自社工場内には、10tonのクレーンを所有しております。

 

インドネシア子会社MS-MOLDの工場内の写真

 

今後もレンズの仕事は継続しつつ、弊社関東グループが日本で得意としてきた、内外装親、機能部品の金型製造にも積極的に参入していきます。
日本とインドネシア、どちらの国でも徹底した一貫サービスを可能として参ります。

 

国内で成功したDXをインドネシアでも!

さらに日本ではDXを活用して、自動車以外の製品の受注にも力を入れています。

インドネシアにおいても、DXを活用して、自動車以外の部品の受注も積極的に行っていきたいと考えています。この1年から2年の間で事業を軌道に乗せたあとは、さらに成形事業への参入も検討していきたいと思っています。

インドネシア子会社KMIの打合わせ中の写真

 

そして、日本国内で確立しつつある『プラスチック製品開発のベストパートナー』としてのポジションをここインドネシアでも実現し、顧客の皆様にとって理想的な製造環境の土壌を関東グループが作って参ります!

 

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【射出成形ソリューションサイト】
> 小ロット・試作金型製作・コストダウン提案の[射出成形ラボ]

射出成型ラボは、小ロット・特殊品・試作品の設計から後加工まで一貫して対応可能です。ソリューションやコストダウンの提案も行っています。

 

【コーポレートサイト】
> KMIホームページ(日本語サイト)

KMI(P.T.Kyoraku Kanto Mould Indonesia)はインドネシアで「ブロー金型製作のパイオニア」のとしてスタートし、現在ではブロー成形金型事業、射出成形金型事業、真空成形金型事業、仕上げ・加工機事業、CAD・CAMデータ販売事業、ブロー成型機販売事業の「6つのメイン事業」を展開しております。

 

> 株式会社関東製作所ホームページ

関東製作所は金型の設計製作から試作・小ロット~量産の成形品の生産、専用加工機の設計製作、部品の調達まで、生産技術代行サービスを致します。
関東・東海・九州・インドネシアからお客様に合わせたベストなソリューションを提案致します。