仕上げ・加工機事業からCAD・CAMデータ販売、ブロー成形機販売事業まで! KMIの事業展開その2
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皆さん こんにちは!
インドネシアに「どっぷり」浸かっている、関東グループ K.M.I ジェネラルマネージャーこと、Tashiroです。今回お話させて頂くのは先回の続き、KMIの「6つの柱」の内の、残り3つについてお話させて頂きます。
> 「ブロー金型」メーカーとしてスタートしたインドネシア拠点KMI 現在では「6つの柱」で事業を展開
目次
仕上げ・加工機事業
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、ブロー成形とは基本、射出成形品の様に、製品に穴を開けた状態の成形をする事が出来ません。
必ずと言ってよい程「後工程」が必要となります。
パイプの様に成形された部品の両端をカットする事や、車などの部品同士を取り付ける為の穴を開ける事、ブロー成形上、寸法のコントロールが出来ない「内径寸法」の後切削工程等々、どうしても後から手を加える作業が必須となります。
この作業を機械的に行う物が「仕上げ・加工機」となります。
樹脂成形品に穴あけなどの後加工をする作業とは、人為的に行うには非常に危険だったり、人力ではパワー不足だったりと問題はさまざま。
↑写真は、KMIが製造している「仕上げ・加工機」の一例です。
また、人間が作業をする事で、寸法精度が安定しないこともしばしば…。
すなわち、
「樹脂製品の後加工作業において安全な作業環境が確保でき、また仕上がりの精度も高いレベルで維持できる!」
そんなベネフィットをもたらしてくれるのが、この「仕上げ・加工機」なのです。
(同サイト内にある「協業ロボット」もこの作業を補助する装置になります)
> 協働ロボットの起源から活用事例まで紹介 工場の省人化・自動化の時代へ備える
> 協働ロボットのメリット・デメリットとは? 産業ロボットとの違いと可能性の高さを解説
ちょっとタイプは違いますが、プラスチック部品に別部品を熱溶着や振動溶着する自動機も、この加工機に分類されますね。
もちろん弊社でもこんな溶着機もインドネシア国内で調達可能ですよ!!
日本側とも連携して、皆様のご要望・改善要項にお応え出来る機会をご提案致しています。
CAD・CAMデータ販売事業
K.M.Iで所有するCADライセンス
現在KMIには、CAD関連では「CATIA」を5ライセンス、「Space E」を1ライセンス、「Sorid Edge」を2ライセンス、「Auto CAD」を2ライセンス所有しています。
この10ライセンスを駆使し、「ブロー、射出、真空金型設計」「加工機設計」「製品設計のサポート」等を行っております。
KMIでは、これらの「データ」を知的財産販売のライセンスを有し、販売させて頂いております。お客様の要望を聞き、インドネシアに合った形に仕上げて参ります。
無論、日本側にデータを送り、検査・検証の工程を加える事で、より「完成度の高い」データ作成が可能となっております。
それゆえに、この「データの完成度」は、その後の成形の精度レベルを大きく左右する要因になっています。
日本語対応可能な社員が多数在籍
弊社スタッフは、日本語での対応も問題ございません。
毎年10~20名の現地スタッフを日本へ送り込み、金型スキルUPと日本語での対応力強化に努めております。
そのためお客様のニーズを日本語でお伝え頂き、3Dデータとして構築していくことは造作もございません。
デザイナーの隣に座って頂き、思う存分思いの丈をお話頂ければと思います!きっとお気に召すお客様のデザインが出来ると思います。
是非一度、ご相談・ご来社下さい。
CAMデータは「WorkNC」ソフトを使用
CAD部門では、NCマシニングには欠かせない切削用のデータをお作りし販売させて頂いております。マシニングに欠かせないCAMデータは「Work NC」ソフトを使用し、KMI所有の5台の切削機はこのCAMデータを基に稼働しております。
本来、社内でのみ使用しているこの「CAMデータ」をお客様に販売をしています。打ち合わせを綿密に行わせて頂き、ご要望に沿った加工データを供給致します。
「QC検査データ」について
現在弊社では「FARO CMM測定器」を使用し、2mを超える製品・部品等の寸法を測定しております。
本来QC作業は社内だけに限った作業でしたが、上記にもお話した通り「知的財産権販売」を使ってQCデータの販売も行う事が可能です。
門型測定器ですと、精度としては申し分ない測定が可能な反面、大きさに制限が有り、大型案件には対応不可能となっている事が大きいと思います。
弊社では寸法精度は±30μとやや大きめですが、2m越が測定出来るという非常に大きなメリットが有ります。
是非一度 ご相談下さい。
ブロー成形機販売事業
この事業は他の金型屋さんではほとんど行われていない事業になります。
KMIは、日本の「KYORAKUグループ」に属し、そのグループ内に台湾ブロー成形機メーカーが御座います。
メーカー名を「SIKA」と申しまして 世界各国に販売実績を持っております。
最も多く販売をしている国がインドネシアで、自動車/バイク/飲料メーカー/コスメティックス/医療設備等の部品を成形する機械を販売しております。
ご依頼頂ければ、成形媒体を元に最適成形機を選定し、御社での成形スタートまでの一切をKMIにて代行させて頂きます。
大きさや機械仕様、加工工場のキャパにもよりますが 最短で約3ヶ月ほどで台湾現地での出荷前検査をして頂けると思っております。(現在コロナ禍で渡航可否は別途になります)
グループ会社のブローノウハウや経験を織り込み、現在では地球環境にやさしい「全電動ブロー成形機」の製作販売も手掛けております。
インドネシア国内には、現時点でSIKA機全電動機の納入実績はございませんが、現在商談中の案件が有り、2021年内の販売設置を予定しております。
まとめ
2回に渡ってKMIのご紹介をさせて頂きました。
インドネシアという、海外でいろいろな制約がある中、16年という長きに渡って商売をしてまいりました。まだまだこれから発展していく国だとは思っておりますし、そうあって欲しいと心から思っております。
こんな事出来ませんか?あんな物手配出来ませんか?等々ご質問ご用命が有りましたら是非、コンタクトして下さい。
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